どういうわけかここ数年アメリカに住んでおり, 日本人でもこういう人はアメリカ生活に向いているんだろうなあと思った特徴を(自戒も込めて)メモしておきます。基本的に重要度順。
最初に:「海外生活は弱くてニューゲーム」みたいなもの
最近「強くてニューゲーム」系のなろう小説が流行っていますが, 海外生活というのは「弱くてニューゲーム」みたいなもので辛いことが多いです。ただ, 色々と新鮮で面白いことも多いです。赤ん坊になったようなつもりで柔軟に色々吸収していきましょう。
STEM領域にて何らかの技能がある
「心は技術で補える。心が弱いのは、技術が足りないからだ」
落合博満
まずこれがないとビザが出ません。従って最重要。
STEM領域と特定の資格持ちを除いては本当に突出していないと評価されないと思います(大谷翔平が例外の例ですね)。僕は大した技術力があるとは思っていないし英語力も大したことないですが, STEM領域は需要がでかいのでなんとか食えてます。
さらに技能があることは精神的にも良い影響があります。大人になってからアメリカ生活を送る場合, 残念ながら英語がネイティブレベルになることはないでしょうが, 技能があれば「最悪俺はこれがあるからアメリカ追放されてもどっかで食えるから大丈夫」と思えます。
孤独に強い(承認欲求が低い)
僕の立ち位置は「英語が対してうまくない謎のアジア人」というもので, 基本的に現地民は誰も僕に興味がありません(たまーに日本好きの人が居て一定の興味を示してくれることもありますが)。
僕は日本の監視社会があまり好きではなかったのでお一人様で気楽に過ごしていますが, 仲間に囲まれて常にチヤホヤされていたい人には全く向いてないと思います。
中にはTwitterなどで海外生活をシェアして承認欲求を満たしている人も居ますが, 僕はSNSでチヤホヤされる(のに実世界ではさっぱり)というのは色々副作用が多いと思うのでおすすめしません。
(良い意味で)いい加減・こだわりがない
アメリカ人は全てがいい加減です。顧客の顔色を読んで色々先回りしてやってくれるなんてことは一切ありません。レジで怒鳴られたり, スーパーのタマゴが割れていたり, 30分くらい遅刻してきても「まあ, そんなもんよね」と寛容になりましょう
自己主張をする
これは自分の意見をキーキー主張せよと言う意味ではありません。何か不満があったり意見があったらちゃんと言葉で伝えましょう。黙っていたら何も伝わりません。アメリカ人はデフォルトで大体上機嫌なため「黙っている=上機嫌=不満はない」と判断されている気がします(日本人は逆でデフォルトが不機嫌に近い人が多い気がします)
そこそこコミュ力がある
黙ってると不気味なやつだと思われます。僕はsmall talk(世間話)をして仲良くするように心がけています。そうすると後に困っているときに色々助けてくれたりします。
飯にこだわりがない
金さえあせば日本食も食べられますが高いです。お金が無い僕みたいな人は日本時代と同じような食生活を維持できると思わないほうがいいでしょう。
思い出したら追記します。