スジブトヒラタ飼育記2020:幼虫飼育編

2020/10/21 幼虫購入&ビンに投入

本土ヒラタ用に詰めておいたシワタケ菌床が沢山余っていた。そこで食性が近く, 交雑の心配がなく, かつ成虫が美しいスジブトヒラタを飼おうと思うに至り, ヤフオクで奄美大島産のスジブトヒラタの幼虫9匹を落札した。親虫は♂69㎜×♀45㎜と大型で期待が持てる血統らしい。

本土ヒラタと同様に一本目はAG菌床と栄養フレークEXの2グループに分けて飼育中。2本目からはシワタケ菌床MT160金と栄養フレークEXの2グループで飼育する予定。

2021/01/17 エサ交換

前回の投入から概ね3ヶ月経ったのでエサ交換をした。サーモの温度は19℃と低めに設定しているが, 実際は外気温の変動や温室内の場所などによって18〜22℃程度にばらつく。

交換用のシワタケ菌床は3ヶ月前に詰めて寝かしておいたもの。菌が回るのが遅く、かつ不朽力も低いために2ヶ月ほど寝かすのが大事らしい。しかし3ヶ月は寝かしすぎたかもしれない。栄養が菌に取られているかも。

飼育表(※AG菌糸だけ550cc。他は全てPP800cc)

個体
番号
性別1本目
投入日
1本目
概要
2本目
投入日
2本目
概要
2本目投入時体重 (精度0.5)羽化サイズ (mm)
12020/10/22栄養フレークEX2021/01/17栄養フレークEX7.542
22020/10/22栄養フレークEX2021/01/17栄養フレークEX6.551
32020/10/22栄養フレークEX2021/01/17MT160金8.043
42020/10/22栄養フレークEX2021/01/17MT160金7.034
52020/10/22栄養フレークEX2021/01/17MT160金5.0本土ヒラタ♂51mmでした…混入した模様
62020/10/22AG菌床2021/01/17MT160金8.042
72020/10/22AG菌床2021/01/17MT160金7.542
82020/10/22AG菌床2021/01/17MT160金12.564
92020/10/22AG菌床2021/01/17栄養フレークEX10.061

以下気づいた点

  1. AG菌糸のほうが栄養フレークEXと比べて明らかに成長が良い。マットは概して成長が遅いので, 早く育てたいなら菌床が圧倒的有利そう。
  2. 卵巣の有無で雌雄判別しているが、体重や頭幅的に怪しい気がする。これまでは明らかに雌雄でサイズが異なり判定を間違えようがないキクロばかり飼ってきたので、割とサイズが似ているドルクスの三齢初期はうまく判定できない。どのくらい判定に成功しているか楽しみである。
  3. 一匹だけ顕著にでかい(12.5 g)
  4. 低温なので(と思いたい…)成長が遅い。これからに期待。

20210721 身体測定

5月末から6月末にかけてほぼ全ての個体が羽化してきたので, 上記飼育表にサイズを追記した。

気づいた点

  1. 雌雄判定成功率100%。嬉しい。
  2. マットでもシワタケ菌糸でも最大値は大して変わらない(本土ヒラタはシワタケのほうが好成績だった)
  3. 一方で一本目菌糸のほうが平均値は高い。
  4. スジブトのメスは足に棘が生えており掴むととても痛い
  5. スジブトのメスは上翅にまるで金属の彫物のようなスジを持ちとても美しい(オスのスジは不明瞭)
  6. 64mmの個体はオオクワのような横幅があり, いかにもドルクスといった感じでカッコいい。61mmの個体とは明らかに迫力が違う。別途飼育中の本土ヒラタも65mmを超えて来ると迫力がぜんぜん違うのかもしれない。
  7. 一方で51mmの個体は明らかにしょぼい。

スジブトは羽化翌年の繁殖が望ましいということなので, 来年に繁殖予定。

左が64mmで右が51mm。左の太さと右のショボさがおわかりいただけるのではないかと思う。
64mmの個体を横から見た図。顎が前傾しておりかっこいい。
メスの上翅は彫金のよう

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